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山本石材店は丹波篠山にて1933年(昭和8年)に開業し、墓石・石碑専門店として地域に親しまれています。
2021-02-27

丹波篠山人の密かな愉しみ~ひわの蔵~

秋が終わり冬の季節には、ゆったりした時間の中で春の準備をする。
田んぼは稲が刈り取られて土には霜柱、土手の草も霜が薄く降りて白くきらきらしている。今日は西宮に住むお友達の野波さん(仮名)と丹波篠山市の丸山集落にあるひわの蔵に行く予定。2回目。素敵なお店すぎてちょっと緊張する。

ひわの蔵は丹波地域の食材や地元で獲れたジビエを使った里山ンチレストラン。野波さんは以前から ひわの蔵がお気に入りで、デザートが3種類もあるのよ と教えてくれました。今回は一緒に行きましょうと誘っていただき、予約もさっと済ませてご連絡いただいた。すごく行動的で素敵な方です。篠山口までお迎えに行くと電車が5分遅れるとのこと。11時40分に到着してちょっと急いでひわの蔵へ向かう。篠山鳳鳴高校前の交差点を北に入り道なりに進んでいく。法蔵寺、大賣神社を右手に見ながらどんどん進む。田んぼと山と川ののどかな風景。だんだんと道が細くなるけど大丈夫。きゅっと曲がった道を過ぎると丸山集落の看板が見える。右手にひわの蔵があり向かいに駐車場がある。予約時間の12時を少し過ぎて到着。ようこそ~と可愛いスタッフの方に迎えていただき席に案内される。ちょっとうれしい。ひわの蔵の建物は丹波篠山市の限界集落 丸山地区の古民家の蔵を改装していて、太い柱や土壁も活かされている。木材の色も深い焦げ茶色にいぶされている感じ。150年以上たっているとか。お店の中には昔のかまどが残されています。小さな壁掛けの花器に黄色いしきびの花が可愛く飾ってある。墓花でおなじみのしきびの花が黄色くてカワイイお花でおどろく。(いつもはお花がついていないことが多い)案内された席に着くと、ひざ掛けを手渡される。あったかくてほっと一息。テーブルにセットされているナプキンをゆっくりひろげて用意する。お客さんは私たちと一人のご婦人。後から若いカップルが来店。飲み物はいかがですか?野波さんは赤ワイン、私は炭酸水を注文。待ってる間に、近況などお話しする。普段出会わない方との会話は知らないことが多くて楽しい。1品目きく芋を使った洋風茶碗蒸し。丸い蓋付きの容器に入っていて開けるときく芋チップスがトッピングされている。中にはマイタケや銀杏、ホウレンソウ、ゆり根、自家製ベーコン(美味!)など、温かく具たくさんでやさしい味。ほっとしてペロリと頂く。

2品目丹波市や丹波篠山市内で栽培されている無農薬有機野菜のサラダ。ビーツの赤紫のソースやレモンのソース、カリフラワーのソース、あと緑色のソース(
素材忘れた…)4種類のソースが添えられていて、美しいサラダです。お野菜の種類も多くてめずらしいお野菜も入っています。チーズクッキーの砕いたものが散らされていてそれもおいしい。見た目もとてもきれいで癒されます。フランスパンが添えられるんだけど、外側がカリッとしていて中がふわっともっちり。ガラスの小さい器にオリーブオイルが注がれ、それを付けていただく。ソースをぬぐって食べるのもあり。

3品目 写真撮るの忘れた!淡路島のヒラメのポワレ。ソースはアサリのおだしのソースが泡立ててあって、とても上品な味。皮も香ばしくておいしい。あっという間になくなる。笑

4品目 シェフからの説明。48キロくらいの子供を産んでいない雌のイノシシの焼いたものとのこと。ピンク色のお肉で柔らかく、脂もほどよくてほんとに美味しい。焼き野菜のシイタケやネギ、菜の花、ニンジン、ジャガイモとチーズが添えられている。野波さん、今日の猪肉 今までのジビエで一番おいしかった!と感激。今日来てよかった。この後、紅茶かコーヒーか尋ねられるので二人ともコーヒーを選ぶ。

5品目 チーズのデザート 三田市の牧場のチーズ フロマージユブランを使ったムース?口当たりがよくて甘すぎずチーズのさわやかな味。イチゴとかんきつが乗っていて量もちょうどいい。

6品目 写真忘れグレープフルーツのカスタードプリンこれはめちゃくちゃ美味しい。個人的にとても好き。ほろ苦いグレープフルーツとカラメルの苦さが合う。一見カスタードとかんきつ?合うのかな?と思いきや、とても美味しい。小さな朱鷺色のココットに入っていて可愛い。

6品目 アイスにスプーンを入れてから写真を撮ってしまった。白まめのバニラアイスクリームと焼きたてガトーショコラひんやりアイスはお豆の味のやさしい味がしてこれまた絶品そこに温かいガトーショコラ。ナイフで割るとチョコがとろけ出る。周りの部分はふわっと軽い生地で6品目だけどすいすい食べられる。

7品目6品目が来てから少し経ちコーヒーとマカロン・オレンジピールチョコが盛られた小皿がおかれる。2人分のマカロンとオレンジピール2本がおかれていて、マカロンは黒ごまと柚子が1つづつ、野波さんと相談して野波さんは柚子のマカロンを、私は黒ゴマのマカロンをいただく。コーヒーもいい香りで食事の最後を締めくくる。

食事の間に家族の事や仕事のこと、コロナの事などいろいろな話ができてよかった。帰り際にお手洗いに行く。お店から中庭に出るとお手洗いがある。中庭も石が敷かれていたり、古いものを上手に使っておられてほっとできる空間。

コロナでいろいろと大変ですとシェフもおっしゃっていた。いい素材が入ってもお客さんがいないとね…。

また、いきたいな。

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